日経平均には「泣きっ面に蜂」。
(午前0時の更新です)
日経平均は再び急落。
前号メルマガ(第234号:10月14日)の危惧の通り、
「下限」となる水準を割り込んでいます。
トランプ政権が株価と支持率を維持するために、
なりふり構わぬ措置を講じていますが、
その矛先は「敵」である中国だけでなく、
「味方」である日本とサウジにも向かいます。
同盟国だからといって油断できない理由は、
前号メルマガでも書いたところですが、
日本とサウジに対する2つの措置は、
日経平均にダブルパンチとなっています。
すなわち、日本に対する「為替条項」で、
アベノミクスに「強制終了」の恐れがあり、
サウジに対する制裁発動とその対抗措置は、
原油市場を荒らし、「地政学リスク」を増大させます。
日経平均には「泣きっ面に蜂」です。
おまけにドイツでも政局が混乱しており、
欧州経済の足下もふらつきの度を強めています。
こういう時にこそ日本政府と日銀がスクラムを組み、
市場を支えることが「期待」されるわけですが、
昨日、安倍総理と黒田総裁の側から発信されたのは、
来年10月に消費増税をやるという決意表明です。
これで株が上がったらむしろ不思議なくらい。
震源地の米国市場が落ち着かないだけでなく、
東アジアに、欧州に、中東にと危機が蔓延し、
世界「連鎖・複合危機」の様相を呈しています。
また、株価の下落は「逆・安倍スケジュール」を、
推進させることも前号メルマガで述べましたが、
どうも悪い方のシナリオになってきています。
1年前や2年前ならば、冗談や空想と笑われた話が、
今、現実に目の前で起こりつつあります。
今後の日経平均の値動きについては、
厳戒といってよい注意が求められる状況です。
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