通常国会は「事実上、閉会」し、「政治の夏」が始まる。
昨日の日経平均も続伸。
相変わらず少し上がると利確の売りに押され、
引けにかけてやや値を消す展開となりましたが、
そろそろ23000円ラインを伺う位置につけており、
「そこそこの株高局面」が実現しつつあります。
「貿易戦争」で新しい材料が出ない限り、
世界的にも「夏枯れ」の状況になりそうで、
積極的に売っていく理由は減退します。
一方、安倍政権は残る重要法案を成立させ、
事実上の閉会にこぎつけるメドがつきました。
昨日は衆院で「参議院定数6増」が成立し、
今日は参院で「IR(カジノ)法案」が成立し、
余裕を持って会期を閉じる見込みとなっています。
与党内にちょっと不穏な空気がありましたが、
結局、審議に影響するほどの広がりもなく、
誰も反対票を投じての造反ができませんでした。
最終盤になって野党側が「政治休戦」を解除し、
国民民主党も審議日程の遅延工作に参加しましたが、
正直、今、この段階で日程闘争を仕掛けても、
ほとんどもう「万事休す」の状況にあったことは、
前号メルマガ(第221号:7月15日)で解説した通りです。
永田町の目は「政治の夏」に移行しつつあります。
霞ヶ関の空気も7月初旬までとはガラリと変わり、
日経平均の参加者にとっても国会での攻防よりも、
夏以降の政策要因のほうが気がかりといえます。
総裁選の優位が伝えられる安倍総理が繰り出す、
新しい「反転攻勢」の「玉」の中身が、
どれだけ相場を押し上げるかは要注目です。
国内的な経済政策の「玉」だけでなく、
「外交戦」に付随する「玉」の効果もまた、
無視するわけにはいきません。
北朝鮮との「交渉」というリスク要因もあるなか、
いかに政権の存在感を示せるかの勝負です。
米中両国に端を発する「貿易戦争」により、
世界経済が収縮する恐れのあるなかで、
これをどう切り抜けるかの方策を示すことも、
この夏の重要なテーマになります。
そうしたことも踏まえながら、
次号メルマガ(第222号:7月22日)のなかで、
国会閉会後の相場の展望を分析します。
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