日経平均の上昇余地と「落とし穴」。
(連休の谷間ですので今日も短めに)
連休の谷間ということもあって、
昨日の日経平均は小さな動き。
内外の情勢は水面下で激しく動いていますが、
積極的に買うほどの新材料も浮上しておらず、
また、売りを誘うような悪い材料もありません。
FOMCを控え長期金利の動きも気になり、
米国の株式市場はやや警戒モードのようですが、
為替はじわりと円安の度合いを増しており、
FOMCを契機に1ドル110円ラインを超えれば、
少なくとも日経平均には上昇圧力となります。
いろいろと期待のあるGW連休です。
数日以内に米朝首脳会談が正式決定となり、
今後の半島情勢にいよいよ一定の結論が出そうです。
安倍政権が切望する日朝首脳会談の日程や、
拉致問題の取り扱いなども米朝会談を契機に、
本格的に検討される段階に入ると思われ、
政権は存続と延命を賭けた正念場を迎えますが、
一条の光が差してきているのは間違いありません。
少し気の早いような気がしないでもありませんが、
もし仮に奇跡のような「神風」が吹くならば、
日経平均にどこまで上昇する余地があるかを、
次号メルマガ(第211号:5月6日)で考察します。
もっとも、政権は満身創痍の状況ですから、
理論上、上昇の余地があるといっても、
実際にその上限値まで上昇しようとすれば、
かなりの「重石」を振り切る必要もあります。
ちょっと気になるのは良好に思える海外情勢に、
やや注意を要する「落とし穴」も懸念され、
これが日経平均の上昇ムードに水を差すことです。
上昇余地だけでなくこうした「落とし穴」も、
次号メルマガであわせて分析する予定です。
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