「掉尾の一振」への「期待」。「年末年始」の「不安」。。
メジャーSQや中東情勢の新展開などにより、
わりと派手な値動きになった先週でしたが、
金曜日時点の日経平均の終値は、
先々週と同じような株価位置に戻しています。
ちょうど高くも安くもない株価位置です。
中東情勢に欧米市場がさほど反応しないまま、
メジャーSQも通過してしまったという一方で、
日経平均の「先高感」はまだまだ健在です。
日本企業の「稼ぐ力」はやはり強力ですし、
安倍政権の「玉」は順調に出てきており、
日本経済全体にも薄日が差しつつあります。
特に来年にかけての「期待」については、
前号メルマガ(第190号:12月10日)にも書いた通り、
それなりに確固とした根拠がみられるところです。
こうした日経平均の「先高感」を考える限り、
先週の「冷や水」さえなかったならばと、
ちょっと歯痒い思いの方も多いと思いますが、
まだ「年内に最高値の再更新」の可能性は、
消えてしまったわけではありません。
前号メルマガでも指摘した通り、
今週もかなり重要なイベントがありますが、
これを無難に通過して円安傾向が固まれば、
「掉尾の一振」に「期待」するムードが高まり、
もう一段階、ふわりと上昇することも、
決して不可能ではないと考えます。
ただし、いつどの瞬間に「冷や水」が降ってくるか、
予断を許さないのも今年の「12月相場」の難しさです。
これまた前号メルマガで詳しく分析しましたが、
とりわけ、「年末年始」が近づくにつれて、
朝鮮半島の「地政学リスク」や米国の「政治リスク」で、
のっぴきならない悪材料が飛び出す恐れはあります。
振り回されて破産してしまわないだけの慎重さは、
どうしても必要な局面なのではないでしょうか。
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