「危機」の中の相場。
（午前１時の更新です。お盆中なので短く）
突然に高まった「北朝鮮クライシス」を受け、
19700円台で「様子見」だった日経平均ですが、
先週の金曜に世界市場が荒れた煽りを食って、
先物ナイトは19300円台まで下げています。
前号メルマガ（第173号：8月13日）で詳述しましたが、
日本政府の「防衛出動」にも本気度が感じられず、
北朝鮮情勢は「万一」もあり得る状況といえます。
また、国内の「夏の政局」についても、
数週間前には想像もできなかった事態が、
政権・与党の側にも野党勢力のなかでも、
かなりのハイスピードで進展しているところです。
日経平均はすでにかなり安い株価位置にいますが、
「安心して買い」とは言い難い状況といえます。
特に、今回の「北朝鮮クライシス」については、
「落とし所」が模索されているところですが、
プレイヤーの言動の中には明らかに、
冷静さと合理性を欠いているものが散見されます。
どう転ぶか誰もにわかる人がいない段階で、
どちらか一方に賭けるということはつまり、
「丁半博打」と大差ない行為といえます。
それでも「丁半博打」をやってみる投資家も、
おそらくたくさんおられることと思いますが、
少なくとも自分が「博打」を打っていることを、
認識した上でやるべきかと思います。
前号メルマガで指摘したように、
8月後半から9月にかけて相場全体を動かす材料が、
さらにいくつか出て来そうですし、
その中にはさらなる「乱気流」の種も潜んでいます。
とにかくしっかり情勢を見極めたいところです。
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