(午前0時の更新です)

「掉尾の一振」の条件が崩れました。

米国市場が下落に転じた状況で、

日本市場が上がるシナリオはありません。

日経平均における相場参加者の心理は、

昨日、一昨日が象徴的でした。

両日とも上に跳ねそうな動きをみせましたが、

前場の上昇分が連日にわたり、

後場で値を消してしまう展開となり、

ほぼ膠着状態で終わってしまったあたりに、

市場参加者の「不安」が垣間見えていたことは、

このブログでもお伝えしていた通りです。

なんだか後味の悪い大納会となり、

なんとも嫌な雰囲気で年が明けそうですが、

年末に起こったいろいろなことを加味した上で、

次号メルマガ(第141号:1月1日)において、

私の見立てを述べてみたいと思います。

特に、来年の「上値メド」と「下値メド」については、

「最良のシナリオ」と「最悪のシナリオ」の両方を勘案し、

「理論値」として考えられる株価位置をご提示します。

実際、来年は今年以上に「びっくり」の種が多く、

株価算出の基となる「変数」の予測は困難ですが、

しかし、どういう根拠で株価が算出されるかは、

どんな相場環境でも狂いがありません。

「2014年総集編」や「2015年総集編」の内容に加え、

今年の一連のメルマガを通してみても、

私の「居心地のいい水準」の見立てというのは、

相当に正確に作用してきていますが、

少なくともこうした「相場観」が備わっていれば、

高値圏で買いの勝負に出ることもなく、

底値圏で全力売りを仕掛けることもなくなります。

来年は今年以上に「大騒ぎ」となり、

多くの投資家が我を忘れてしまいそうですが、

そうした時こそ確固とした指針を持っておきたいものです。

と、いうわけで。

皆様、今年一年、お付き合いいただき、

誠にありがとうございました。

当初、短期間のつもりで始めたブログですが、

あっという間にたくさんの皆様にお支えいただき。

また、同じく短期間のつもりで始めたメルマガも、

業界では「異常なレベル」と言われるほど、

「読者がやめない」メルマガになって今日に至ります。

そんな読者の皆様へのご恩返しもありますし、

そもそも、相場状況が落ち着かず、

内外の情勢が大激変、大激変している今、

急にメルマガを停止にするのはやや無責任かもしれません。

特に、来年は世界にとっても日本にとっても、

極めて大きな分水嶺になるのは間違いありません。

トランプ大統領の率いる米国が激変しようとしています。

鄧小平以来続いた中国の大躍進は暗転しかねません。

欧州の主要国で政権交代の恐れが濃厚になっており、

EUがその姿を激変させかねない状況です。

そんな中、安倍政権がどう舵を取り、

行き詰まったアベノミクスの突破口をどう見出すか。

永田町を拠点として世界中に目と耳を飛ばし、

来年も相場に直結する精度と鮮度の高い情報を、

可能な限りお届けしたいと思っております。

本年のご愛顧に心より感謝致します。

来年もよろしくお願い申し上げます。

どうぞ良いお年をお過ごしください。

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