日銀は、「とりあえず株を買う」そうです。
日銀は追加緩和を決めましたが、
規模も中身も「バズーカ」というほどでもなく、
また、今後の政策的方向性がどうなるかの決定は、
とりあえず先送りされた印象が強い内容でした。
「とりあえず株だけ買います」という決定が、
日銀法のどこにどのような法的根拠があるのか、
黒田総裁も日銀幹部も誰も明確に説明しませんが、
とにもかくにも、官邸が株安を嫌っており、
日銀がその意を汲んだことはわかりました。
政権と日銀が緊密に協力するのは結構なのですが、
中央銀行がその独立性を自ら手放すかのように、
時の政権の政策や政局に振り回されたらどうなるかは、
歴史が明瞭に示していることだとは思いますが、
それはまあ、もう少し先の話として、
当面は、目先の相場に注目したいと思います。
いずれにせよ、
日銀は、「とりあえず株を買う」そうです。
ヘッジファンドの人々もバカンスをとる中で、
いったい日銀がどの規模で、どのように動くのか。
今週は、日銀の出方を確かめたいとことです。
世界経済は欧州を中心に、
決して穏やかとはいえない要素が漂っています。
また、国内政治は今週から大きく動き始めます。
例年、8月というのは、霞が関や永田町では、
来年度予算をめぐる水面下の駆け引きが激化するものの、
マーケットは「夏枯れ」で静かに過ごせるはずですが、
すでに相場全体が「未知の領域」に入り、
当局が迷走をし始めたようにみえる今年は、
いったい何がどうなるかわからない怖さがあります。
私は、今年も「お盆休みの休刊」など望むべくもなく、
8月中も(短縮バージョンを含みつつ)メルマガを、
毎週日曜日に刊行する予定でおりますので、
体調管理に万全を尽くして歩き回るつもりです。
暑い日が続いておりますので、
どうぞ、皆様もご自愛くださいませ。
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