国会は今日で実質「審議終了」へ。
昨日の日経平均は18000円割れで終了。
東証の売買高は2兆円を割りそうです。
通信費に関する総理発言がネガティブ材料となったとされますが、
それがなくても、「不安要因」が台頭しやすい地合ですから、
積極的に買っていきたいという気にはなりづらい雰囲気です。
参院の各委員会の審議は今日で「実質終了」とされています。
安保法制の採決(委員会)がやはり16日になされることになり、
その時点で衆参の全委員会がストップをし、
問責決議や内閣不信任決議が乱発されるため、
今日、明日で全国会が機能停止をし、
場合によっては深夜から翌朝までかかっての採決が行われます。
したがって、遅くとも18日までには安保法制は成立します。
ここまでは、「大騒動」が続きそうです。
国会周辺は昨日あたりから「反対派」の大動員がかかっており、
その一部始終が報道されるのですから、
ふたたび内閣支持率が下落しそうに思えます。
なお、私は毎日、「国会周辺デモ」に出くわしていますが、
当然ながら「国会正門前」にはせいぜい3万人くらいしか入れません。
しかし、赤坂や霞ヶ関、日比谷あたりまで溢れた人をあわせると、
少なくとも10万人くらいはいるのではないかと思います。
このブログでは「デモの是非」等については言及しませんが、
「多数の反対行動が行われている」ということが、
全世界に向けて報道されているという事実です。
旧友達を含めて私自身がしょっちゅう聞かれるのですが、
海外の人々が今、一番、気にしているのは、
「アベの政権は盤石なのか?」
ということです。
当然、支持率が急降下していることも報じられていますし、
来年、参院選で苦境するだろうという予想も知られています。
「アベが長期政権となり、アベノミクスが続く」
と考えているからこそ、安心して投資してきたのに、
その前提が崩れてしまうなら、戦略の見直しを迫られます。
安倍政権が「死のロード」にいる限り、
相場をめぐる空模様もすっきりはしません。
米国のFOMCが気になりますし、中国もまだ不安ですが、
安保法制の参院強行採決をもって政権支持率がどこまで下がり、
それが今後、挽回可能な水準までの下げなのかを見極めたいという、
相場全体の「心理」は決して無視できないものと思います。
しかし、官邸もそんなにアホではありませんから、
「巻き返し策」はかなり入念に準備中なのは間違いありません。
前号メルマガ(第73号:9月13日発行)に書いた「玉」がありますし、
かなり前のメルマガ(第68号:8月9日発行)に書いたあの「超大玉」も、
わざとらしくこのタイミングで週刊誌にリークされるなど、
そろそろ「反攻」の「兆し」も見えてもきました。
世の中が「アンポ」「アンポ」の大合唱になっている時にこそ、
そうではない別のところに目を向けたいところではあります。
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