昨日の日経平均は大反発。

寄付直後に大きな買いが入り、そのまま終日、上昇を続けました。

「ギリシャ問題が好転しそう」との情報が流れたことが理由です。

無論、「最後の5分でひっくり返す」という交渉戦術もあり得ますので、

支援会議の結果がどうなるかは最後まで予断を許しませんが、

ギリシャを含む各国は現実的な線で妥協しつつあるようです。

日経平均は、不安要因さえなければ上昇するはずです。

ここ数回のメルマガで繰り返し申し上げたとおり、

日経平均はまだ「上値余地」もあり、「上昇圧力」もかかっています。

この先にある「3つのカベ」を全てきれいに抜いていくには、

「成長戦略」がうまくヒットしてくれる必要がありますが、

政府の手元に「最後の一手」があることで「期待」感は途切れません。

長く閉じ込められてきた20000-20500円のレンジを抜ければ、

ようやく、私が待っているゾーンが近づいてきます。

具体的なポイントは前号メルマガ(第61号:6月21日発行)にありますので、

興味をお持ちの方はそちらをご参照ください。

安倍政権は国会の大幅延長を決めました。

9月までの大幅延長で参院の議論を「60日ルール」で封じるという、

いわば、「禁じ手」のアイデアを、私は前々号メルマガに書きましたが、

まさか本当に、しかも異例の長期でこれをやってくることに驚きました。

「迷走台風」である維新をはじめ野党が何をやってくるかわかりませんし、

それよりも、与党内で「アンチ安倍勢力」の動きが目立ってきましたので、

政権としては万全の体制で、安保法案の「絶対通過」を目指すようです。

ただ、これはまだ永田町でもほとんどの人が議論していませんが、

安保法制が成立、運用されるようになると、思わぬところから、

国家の運営に重大な障害が生じる恐れがあります。

そのため、これを警戒する「ある勢力」が、

このままの形での法案成立を阻止すべく、

9月までにもうひと悶着起こす可能性はあります。

すでに、安倍政権の支持率は急落しつつあり、

やはり、「強行採決の連発」に追い込まれたりすれば、

例の「●●指数」は瞬時に危険水域に達するはずです。

「維新の政権接近」で「8月の憂鬱」は消えたかと思われましたが、

接近したはずの維新も政権側を揺さぶっています。

9月末までの会期延長という「禁じ手」が吉と出るか凶と出るか。

場合によっては安倍政権の命運にかかわるだけに注意が必要です。

ややコンフィデンシャルな内容なので次号メルマガに書きます。

おそらく、このままギリシャ問題という霧が晴れれば、

待望の「熱い夏」の第2弾がくるかもしれませんが、

上昇のさなかにも、どんな波乱があるかわかならいと考え、

どんなによい環境になっても、決して油断しないことが大切です。

私が可能な限り、メルマガ等で情報提供をするのもそのためです。

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