昨日、「びっくりしないことが肝要です」と書きましたが、

やっぱり、びっくりした方は多かったのではないでしょうか。

私もちょっと「おっ」と思いました。

昨日の日経平均は、特段の理由もなく急上昇して17000円ラインを超え、

私の定義する「ど真ん中」近辺に到達してしまいました。

「上への仕掛け」です。

経常黒字拡大や景況感好転など、それなりに良い材料はあっても、

安値から500円も600円も急上昇するほどの内容はありませんでした。

先週末の状況をみて、大方が「また底割れか」と思ったところに、

効果的に「上への仕掛け」が効いたというのが真相でしょう。

今週は、値動きにも株価位置にも合理性はなく、

ただただ極端な数値のために上下に揺さぶられる可能性があることは、

前号メルマガ(第94号:2月7日発行)で詳しく解説したとおりです。

やっぱり、私は「びっくりしないことが肝要」だと考えています。

昨日のような動きは、ちょっと前なら水曜日に多くみられ、

そのまま「極端なSQ値」、すなわち「SQ波乱」につながりました。

昨今では、金融緩和の影響からか火曜日あたりから、

SQをめぐる仕掛け合戦が観測されることが多くなっていますが、

もしかしたら、昨日の仕掛けはその一環かもしれません。

相場をめぐる環境やコンセンサスは時々刻々に変わりますので、

「こうなるはずだ」と考えるのではなく、

「こういうものだ」と大きく構えることが重要だと私は考えています。

さて。今日は、そのSQ週の火曜日です。

昨日、17100円台まで高騰した日経先物は、

ナイトセッションで16200円台まで叩き売られています。

チャートを見る限り、

ナイトで「下への仕掛け」が行われたというよりは、

月曜日の「上への仕掛け」にびっくりして上昇した分が剥落し、

そのまま止まらなくなったように思います。

いずれにせよ、ヘッジファンド同士も血で血を洗う戦いをしています。

相場は心理戦ですので、動揺したり、熱くなったりしたら負けます。

「思惑」、「駆け引き」、「騙し合い」、「出し抜き合い」で、

今週はどんな「想定外」が発生するか誰にも予測はつかないと達観し、

やはり、「びっくりしないことが肝要」なのだと思います。

もっとも、「想定外」とか「予測不能」だとか書いていますが、

前号メルマガに書いたように、値動きには一定のパターンがあります。

パターンを読み切れば、生き残り、勝利することは可能なはずですので、

中上級者の方はこの状況をむしろ楽しんでおられると思います。

確かに、今週はどんなドラマが展開されるのか、ちょっと楽しみですね。

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