「4月相場」にどう備えるか。
先週の日経平均は買い戻しが一巡し、
いったん頭打ちの状況になった後、
大きく下落することとなりました。
トランプ政権の「関税」砲が、
日本を標的にするかどうかを、
政府も市場も気にかけており、
様子見モードだったところです。
そこにほぼ「最悪のシナリオ」の、
「自動車関税」が発表されてしまい、
日本市場は大いに動揺しています。
無論、これは日本だけでなく、
世界全体そして米国自身に対しても、
大きな悪影響があるということは、
前号メルマガ（第571号：3月30日）で、
詳しく点検しているところです。
この後に「相互関税」も控えており、
どのような制度設計になるのかも、
大きな気がかりの部分であります。
日本政府の外交努力が実って、
適用除外を勝ち取れるのか、
市場の大きな混乱ぶりを見て、
トランプ政権が翻意するのか、
未知数の部分も多いですが、
いずれにせよ米国の政策が、
どちらに向かうことになるかで、
崩落も急騰もあり得るという、
センシティブな状況が続きます。
相場環境の変化をよく見極めて、
「4月相場」に備えたいところです。
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