「市場重視」のトランプ政権。日銀の「コンセンサス」醸成。
昨日の日経平均は続伸。
大統領令を連発するトランプ氏が、
世界への「一律関税」を見送り、
対中・対ロ「関税」の即時発動も、
ひとまず見合わせているなどで、
やや安心感が広がっていますが、
OPECに原油価格の低下を要求し、
中央銀行に「利下げ」を要求しと、
明らかな市場と経済重視の姿勢を、
ここに来て示し始めているところです。
不安から安心に触れていましたが、
さらに新たな上昇圧力が出るのは、
株式市場にとってもプラスです。
一方、日銀は追加「利上げ」を、
ほぼ既定路線とする試みをしており、
コンセンサスを作ろうとしています。
徐々に環境作りを進めることで、
「利上げ」ありきという環境下で、
株高が続いてきたというのは、
日銀にとっては朗報でありますが、
実際に決定会合がなされた後に、
植田総裁がどういう説明をするか、
市場参加者がどう受け止めるのか、
よく見極めたいところであります。
次号メルマガ（第562号：1月26日）は、
それらの点を踏まえた上で、
今後の株価展望を分析する予定です。
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