次の「上値メド」と今後の株価シナリオ。
昨日の日経平均はいったん上昇。
バブル後の最高値を更新して、
高値32708.53円をつけました。
しかし、高値をタッチした後、
高値警戒の心理も広がって、
一気に利確の売りに押されて、
安値31913.74円まで下落して、
安値引けとなってしまいました。
この上昇局面の上値メドとして、
前号メルマガ(第476号:6月4日)で、
「32700円」をお示ししていますが、
市場コンセンサスはその通りに、
そこへのワンタッチを確認して、
利益確定に走ったことになります。
上がったものはいずれ下がり、
どこかでの利確を前提にして、
買い上げていくものです。
昨日は「高値警戒」について、
本ブログでも指摘していますが、
当面の上値メドに達すれば、
いったんは売られることは、
過去のすべての局面でも、
ほぼ必ず見られたことであり、
昨日の下げの様子などは、
その典型であるといえるのは、
古くからの読者はご存知の通り。
ではこの後、どうなるかです。
このまま上昇が失速していき、
軟調気味に推移するのか。
現状のコンセンサスを維持し、
上値メドに達するたびに、
押し返されることになるのか。
あるいは相場心理が変化し、
上値メドがまた切り上がるのか。
相場環境と市場参加者の心理が、
どう変化していくかによって、
いくつかシナリオが分かれ、
どの条件であればどうなるのか、
考察しておく必要がありますので、
次号メルマガ(第477号:6月11日)で、
それぞれに整理して分析する予定です。
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