米国「危機」への懸念と株高要因。
昨日の日経平均は大幅に続落。
もともと先週まで思惑によって、
実体経済とはかなり乖離して、
大きく上昇していたわけで、
前号メルマガ（第464号：3月12日）で、
その様子を確認していました。
不自然な形で上昇することは、
しばしばみられることですが、
市場では不自然なことの後は、
必ず修正する動きがあることも、
前号メルマガで指摘した通りです。
今回は米国の銀行破綻への警戒で、
ポジションを整理する動きが、
一斉に広がったこともあって、
下げの勢いがきつくなりました。
一応、米国の政府・当局の方が、
迅速な「火消し」に動いており、
不安の打ち消しに躍起ですし、
次の破綻劇を回避するために、
「利上げ」が鈍化するといった、
株高要因も想定されることも、
前号メルマガで述べた通りです。
実際、長期金利は下がっており、
悪材料の一辺倒であるとは、
必ずしも言えないところですが、
しかし一連の破綻劇の要因が、
何に起因するかを考えると、
早期の収束で終わるかどうか、
また対岸の火事で終わるのか、
まだまだ不安の芽は残ります。
下げ止まりからいったん反転し、
その後にどういうトレンドが、
市場を支配することになるのか、
よく見極めたいところですので、
次号メルマガ（第467号：3月19日）で、
あらためて詳しく点検する予定です。
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