「トリプル安」は回避できるのか?
(午前1時の更新です)
昨日の日経平均は反落。
といってもいったん下げたものを、
かなり切り返していますので、
値幅としては非常に小さく、
株価位置もほぼ同じであります。
米国の休場や週末に日程など、
動きづらい状況にもあるため、
上であれ下であれどちらか一方に、
市場が動くには至っていません。
ただ、少し気になることがあります。
為替が「円安」に向かったのに、
日経平均も「株安」となっており、
おまけに長期金利も少し上がり、
「債券安」になっていることです。
この「トリプル安」の兆候について、
前号メルマガ(第461号:2月19日)で、
詳しく指摘しているところでありますが、
「植田総裁」の下での金融政策を、
織り込む動きであるとすれば、
意味するところは重大かもしれません。
無論、日銀としては全力を傾けて、
「最悪のシナリオ」を回避するため、
あらゆる手段を尽くすはずですが、
そもそもどんな手段があり得るのか、
「植田総裁」の言葉が待たれます。
ことに長期金利の制御については、
日銀はまた新たな手法を考えて、
投機筋に対抗するようですが、
「小手先の価格操作」ではなく、
日本経済の大きな方向性を、
どちらに持っていくのかが、
何よりも大切なことです。
次号メルマガ(第462号:2月26日)で、
「植田総裁」の所信なども踏まえた上で、
不気味なシナリオが回避されるのかを、
分析してみる予定でおります。
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