「凪」の後に何が来るのか。
先週の日経平均は上昇。
相場環境が「凪」の状況となり、
売り圧力が後退したのを受けて、
日経平均はするすると上昇して、
「次のターゲット」を達成しました。
週末にはいつも通り達成感からか、
少し売られることとなりましたが、
株価位置はキープしています。
相場をめぐる内外の状況について、
前号メルマガ(第449号:11月27日)で、
詳しく分析しているところですが、
当面の大破綻の恐れが低下したのは、
市場にとっては確かに朗報であります。
しかしながら。
世界経済がどこへ向かっているかは、
冷静に押さえておきたいところです。
「物価上昇」も「引き締め」も、
景気を向上させるものではなく、
政策当局は極めて意図的に、
逆のベクトルをかけています。
また、日本の政治が流動化し、
政策が転換する可能性もありますが、
現在のようなギリギリの防衛戦が、
今後も成功し続けるかどうかも、
注目すべきポイントであります。
現在のような相場環境の「凪」が、
いつどのように破られるのかを、
よくよく見極めていきつつ、
「12月相場」に備えたいところです。
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