日経平均は乱高下の後、どこを目指すのか。
先週の日経平均は乱高下。
外部環境への不安を反映し、
いったん「底」を目指して、
大きく下げて行った後、
米国のCPI発表後に発生した、
買い戻しの流れを受ける形で、
大きく反発して値を戻しました。
反発後はちょうど例の株価位置に、
ピタリと戻すこととなった様子は、
前号メルマガ(第443号:10月16日)で、
詳しく確認しているところです。
ただ、反発が発生したとはいえ、
相場環境が改善したわけではなく、
むしろこれまでとは次元の違う、
大きな「危機」の可能性すら、
囁かれているという状況です。
実際、米国株も買い戻しの後、
早速、反落に転じていますが、
日経平均がそうした状況で、
上値を追っていくという展開は、
やはり考えづらいものがあります。
いずれにせよ「危機」の火種が、
依然として燻り続けているなか、
日本政府・日銀に打てる手も、
限られているところではあり、
その中で日経平均の株価位置が、
どこを目指していくのかを、
冷静に見極める週になりそうです。
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