「長期金利」、「物価」、「原油価格」の上昇が意味するもの。
昨日の日経平均は反落。
前日の自律反発を引き継ぐ形で、
一時は大きく上昇したものの、
米国の長期金利の上昇と、
日銀の決定会合を受けて、
きれいに値を消して下落し、
マイナス圏で引けています。
米国の長期金利が上昇をし、
日本にもその影響が押し寄せ、
市場を不安にさせましたし、
日銀は現状を維持するものの、
物価の上昇見通しについては、
上方修正するといったことが、
日経平均の上昇意欲を削いで、
下落に転じさせたわけですが、
物価や金利というマクロ要因が、
株価上昇を阻害するという展開は、
前号メルマガ(第404号:1月16日)で、
詳しく分析している通りの展開です。
原油価格の高騰といった、
さらなる物価上昇の要因もあり、
昨夜の米国市場も大きく下げて、
不安心理が勝りつつあるため、
いったん手を休めていたはずの、
売りの勢いが強まりそうです、
日経平均もまた下値を模索し、
下げそうな気配であります。
金利、物価、原油価格など、
世界経済の方向性を決める、
基幹となる指標が動くことが、
マクロ要因をどう変化させるか、
冷静に考えをめぐらしていきつつ、
売買の戦略を考えたい局面です。
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