政治主導の株高と「次の転機」。
昨日も日経平均は続伸。
米国の金利上昇が重石となり、
やや低迷しかけていたものの、
米中首脳会談が好感がされて、
急伸してプラスに浮上しました。
もっとも高値では利確されて、
上値は抑えられてはいますが、
海外の好環境という追い風もあり、
下げる要素はまだみられません。
株価位置は「上ブレ」していますが、
大きな懸念が後退したところに、
米国で成立した「インフラ投資」や、
岸田政権の準備する経済対策など、
政策主導のマネーが期待を高め、
「プチ・バブル」の様相を呈するのは、
前号メルマガ（第395号：11月14日発行）で、
指摘している通りの展開といえます。
しかし、上がった株価というのは、
いつか必ず下がるものであります。
インフレ懸念が再び高まって、
長期金利がまた上昇気味ですし、
バイデン政権は次の「玉」について、
かなり苦しい調整を強いられています。
日本の岸田政権の出す「玉」の方は、
それなりの期待を維持していますが、
市場がこれにどう反応するかは、
蓋を開けてみるまではわからず、
仮に良好な反応を得たとしても、
効果には賞味期限もあります。
政治主導の側面が大きい以上、
この先の政治状況を中心に、
どう局面が推移していくかの点を、
読み続ける必要がありますので、
次号メルマガ（第396号：11月21日）で、
「次の転機」を中心に分析する予定です。
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