菅政権の「迷走」と夏の相場展望。
昨日の日経平均は続落。
リバウンドが一段落して後、
特に買う材料もないところに、
新型コロナの感染状況の悪化と、
政府の対応の拙さが際立って、
内外の投資家を嫌気させています。
FRBの緩和維持などもあって、
米国株はまだまだ堅調ですが、
日本市場は日本の独自要因で、
じわりじわりと下げるという、
かなり嫌な流れになっています。
東京五輪で「感動物語」を演出し、
政権の浮揚を図るはずでしたが、
国民が五輪に向ける目は冷たく、
さらに閣僚や与党幹部の発言で、
強い反発を招いてしまうという、
悪循環が発生してしまっており、
政権としてこの迷走を脱して、
いつ、どのように、どう切り返すか、
正念場を迎えつつあるといえます。
菅政権の舵取り次第によっては、
「秋の政局」は従来の予測と、
全く異なる様相を呈しかねず、
相場も大いに影響されそうです。
米国でも政治的な駆け引きが、
激しく展開されているところですので、
次号メルマガ（第378号：7月18日）で、
日米それぞれの新たな状況を点検し、
夏以降の相場シナリオを分析します。
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