「バブルの燃料」と長期金利、内政・外交の課題。
昨日の日経平均はまた大幅安。
落ち着きかけた米国の長期金利が、
またするりと上昇し始めたことで、
日経平均はまた売られました。
FRBのパウエルが金利について、
上昇抑制の踏み込んだ動きをせず、
やや容認するかの発言をしたため、
不安心理がまた広がっており、
これも悪材料とみなされます。
良材料ばかりが相場を動かして、
悪材料には全く反応しないという、
先々週までのような能天気さは、
すっかり過去のものになっており、
青天井の上昇局面から一転して、
相場内容が質的に変化しています。
上に、下にと振幅が激しくなり、
なかなか落ち着いてはきません。
前日までに戻りを試す動きがあり、
いったんは大きく買われましたが、
3万円ラインの直前で跳ね返されて、
「上がらない」と認識されたため、
今度は下値を試すようにして、
強烈に売られたという格好です。
「バブルの燃料」の供給は続いており、
依然として高値圏にはありますが、
長期金利の制御の如何に加えて、
日米両国の内外の課題の数々など、
着目したい点がいくつもあるため、
次号メルマガ（第359号：3月7日）で、
それらの材料を整理した上で、
今後の相場展望を分析をします。
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