長期金利による波乱と相場の「潮目」。
昨日の日経平均は大幅反発。
前日の下げをほぼ全戻しして、
再び上値をトライできる位置へ、
一気に切り返してきました。
パウエルFRB議長が断固として、
金融緩和の継続を明言したことで、
米国株は再上昇に転じたため、
日本市場もこの流れを受けて、
いったん売り込まれたぶんが、
一斉に買い戻されたわけです。
しかしながら。
パウエル発言の翌日の昨夜には、
米国の長期金利は再び急騰して、
米国株はまた大幅に下げました。
日経平均もこの流れを受けて、
下げ圧力に見舞われそうです。
今後、3万円台をキープできず、
「上がらない」となったなら、
相場の空気が一変し得るため、
よく注意しておく必要があります。
米国当局は長期金利を制御すべく、
幾多の努力をしてはいますが、
金利の上昇圧力がどこから来て、
その抑制手段があるかどうか、
市場は見極めようとしています。
いずれにせよ波乱の要因が多く、
相場の振幅は大きくなっており、
たとえバブルが継続するにせよ、
安心して見れる相場というより、
丁半バクチに近い状況ともいえます。
政界の方も刻一刻と動いており、
先週までの相場環境、相場内容と、
随分違ってきたのは確かであり、
遠からず「潮目」が変わる可能性が、
やはり否定できない状況ですので、
次号メルマガ(第358号:2月28日)で、
諸情勢をあらためて整理して分析し、
今後の相場を展望する予定です。
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