昨日の日経平均は一転して反落。

寄り付きからずっと21500円付近で、

上下に50円くらいの値幅に閉じ込められ、

「様子見」の状況が継続しましたが、

印パ情勢のさらなる緊迫化が伝わり、

また、米朝首脳会談の雲行きが怪しくなり、

するすると売られてしまいました。

トランプ政権が下手な譲歩をすることで、

日本が梯子を外されてしまった上に、

厄介な形で矢面に立たされるよりも、

ある意味、良かったという声もありますが、

トランプ大統領に対する「期待」が、

かなり減じたことは否定できません。

米朝の会談自体は和やかだったとされ、

今後も交渉は継続されるとのことですが、

首脳同士がリスクを冒して会談したのに、

それでも事実上の「決裂」してしまったのは、

「トランプ流」の「トップ会談」というのが、

常に神通力があるわけでないことを示しており、

市場にとってやはりプラスとはいえません。

トランプ氏は延長された「米中協議」について、

最後は首脳会談で決着をつけると言い続け、

これにむけた「期待」が米中両国の株価を、

大きく買い戻させる要因となってきましたが

それがそう甘い話ではないというのでは、

上昇の根拠そのものが怪しくなります。

また、米朝会談への失望もさることながら、

米国内の関心は「ロシア疑惑」に集中しており、

ベトナムから帰国した後は国内政局の面で、

トランプ氏には厳しい試練が待っています。

「米中協議」また「日米協議」がどうなるかは、

米国の国内政局との兼ね合いも加味すべきで、

トランプ大統領という強烈なキャラクターが、

市場を上に下に振り回すことが警戒されます。

昨夜は米国の指標が予想以上に良く、

為替も「円安」に振れるというラッキーがあり、

日経平均には「追い風」といえますが、

トランプ政権の持つ「不確実性」は、

今後も市場を振り回すと思われます。

米国以外の要因も「不確実性」は目白押しです。

英国のEU離脱問題は「延期」という選択肢を、

ようやく英国政府、議会も認めたことで、

危機の「先送り」への期待がつながりましたが、

こちらもそう甘い話ではないとみられています。

日本国内では本日中に予算が衆院を通過し、

国内政局はほぼ「無風」の状況が続いていますが、

突発的に破裂した印パの地政学リスクなど、

新たな波乱要因も拡大の兆しをみせており、

相場の前提条件は大きく変化しそうですので、

次号メルマガ(第254号:3月3日)のなかで、

「3月相場」の展望を分析する予定です。

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