右と思えば左、左と思えば右。
日経平均は20500円をはさんで膠着。
下げるとすぐ買いが入ることに「ははあ」と感心(?)する人も多いですが、
中国が大下げし、米国がじり安となっているにもかかわらず、
ひとり、日本市場だけが高値を維持しているということが、
現在の世界市場のマネーの動きを物語っています。
さすがに安保法制をめぐる大逆風は否めず、
メディアをみると安倍政権は全面的なバッシングを受けており、
今にも倒れそうな勢いの「攻撃記事」で溢れ返っています。
私も、●●●頃までの退陣は十分にあるとの見立てをしておりますが、
しかし、勢いに陰りが出てきたからといって、
そのまま一直線に政権が崩壊していくわけではありません。
むしろ、いったん、下り坂に入ったところから、
必ず「巻き返し」の動きがあらわれてから、
それでも戦線を維持できなくなって崩壊するものです。
政治の基本は「駆け引き」ですから、
右と思えば左、左と思えば右で必ず揺さぶりがありますので、
簡単に「安倍政権が倒れる」という「予測」にのるのは、
それはそれで痛い目にあいます。
ちょっといい予兆もあります。
私が5月から警戒していた「3つの爆弾」のうち、
ひとつは絶賛大爆発中であり、また、ひとつは小爆発を起こし、
政権に甚大なダメージを与えていますが、
最後の「爆弾」は審議の本当の最終局面になってまさかの事態好転。
実のところ、こちらの「爆弾」が炸裂した時の打撃は、
安保法制に匹敵するほどの破壊力があったのですが、
なんとか無風で国会を通過する見通しが立っています。
この一連の経緯は非常に小さく断片的にしか報道されてませんが、
メルマガ読者の皆様は水面下でこうした「駆け引き」が進行し、
政権の浮沈に直接的な影響を与えていることをご存じですので、
日々の報道の見方がガラリと変わったと実感されていると存じます。
実際、「メルマガを購読して相場で負けなくなりました」という、
私としては非常に嬉しいお便りをたくさんいただきますが、
「時代を見る目」が備わり、「情報を読む目」を身につければ、
相場においてはそうそう大負けすることはなくなります。
全般的にはまだ安倍政権は大逆風のなかにいますが、
ひとつ、またひとつと逆風を脱出する手を打ちつつあることも、
決して忘れてはならない事柄です。
右と思えば左、左と思えば右という揺さぶりや揺り戻しに、
決して惑わされることなく、時代の「本質」をとらえながら、
「負けない投資」を心がけていきたいものです。
なお、「爆弾」についてはまた、
次号メルマガ(第68号:8月9日発行)で詳しくレポートします。
TPPのように最後の最後で「まさかの決裂」ということもあれば、
こちらの「爆弾」のように最後の最後で「まさかの妥結」もあります。
政界はやはり、「一寸先は闇」で「一瞬先のことはわからない」のです。
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