昨日の日経平均は400円超の大暴落です。

売りが売りを呼ぶ展開に、パニックに陥った人も多かったと思います。

気の毒なのは「初心者」の個人投資家の皆さんです。

人生初の投資をしようと、虎の子の資金でNISAを開設したのはいいものの、

年初からの下げでびっくりして、半年以上もたじろいでいた方が大勢いました。

その方々が、8月後半からの上昇を目の当たりにして、「株は上がる」と思い込み、

16000円台で建設株や新興株を高値掴みしていたのです。

いずれも、ひと相場終わったばかりの銘柄です。

なぜか。

証券会社やメディアやアナリスト諸氏が煽ったからです。

本当のところ、そこには何の因果関係もないのに、

「こんなに上がった」、「だから、これからも上がる」というロジックを立て、

年末予測を17000円だの、18500円だのと囃したてた上で、

夏以降に大きく上昇した株を売りつけたのです。

私は、こうした行為は万死に値すると思っていますが、

いつの世も、相場では知識のない初心者がババを掴まされます。

「5分やってみて、誰がカモかわからなかったら、自分がカモだと思え」

とは、ポーカーをやる上での格言ですが、

株式投資においては、常に、以下のような方が「カモ」です。

・知識がない

・経験がない

・メディアを信用する

・人と同じことをしようとする

知恵のある人は皆、新聞の一面に「●●年ぶりの高値」といった記事が出たり、

テレビや雑誌が「これから上がる株は!?」みたいな特集を組み始めたら、

そろそろ、ひと相場が終わると考えて手仕舞い、次の準備をします。

そして、その時に手仕舞われた株を争って買うのが「カモ」の皆さんです。

結局、今回も、私が何度も何度も警告したとおりの結果になりました。

もっとも、この「9月株高」は政府が仕掛けたぶん、

相場操縦のスケールも大きく、騙された一般投資家ばかりを責められません。

政権浮揚や増税のためならば、時に、国民を虫けらのように扱うのが政府です。

今回の「異常高」からの大暴落劇で、「社会勉強」をされた方も多いと思います。

ただし。

一回、損をしたら、その損を「勉強料」として、次から勝てばいいわけです。

政府も、ヘッジファンドも、魑魅魍魎のようなところがありますが、

数パターンしかない彼らの相場操縦の手法を知り、駆け引きの呼吸を読めば、

意外に底が浅い動きをしていることがわかります。

そうやって、相手の動きを見切り、勝てる時だけ勝負すれば、

今度はあなたが「カモ」を食い殺すほうに回ります。それが、相場です。

ご存じのように、私も昔は「カモ」でした。

だから、「カモ」がどういう時にはめられるかわかります。

そして、その逆、その逆とやっていけば、少なくとも負けることはありません。

皆が高揚するときは冷静に売り、皆がパニックになるときに淡々と買うのです。

その時、あなたは「カモ」を遠くから眺めているわけですから、

少なくとも、あなた自身は「カモ」ではありません。

「カモ」でなければ生き残り、

生き残り続ける限り、やがて勝ちます。

それこそが、大きな富を掴むための絶対的な大前提です。

だからこそ、私のメルマガやブログは、

「どうやったらカモにならないか」

「どうやったらカモを食い殺すほうに回るか」

を、その時々の相場状況にあわせて語り、

必要な「相場観」、「知識」、「ノウハウ」、「手法」を提供しています。

嬉しいことに、今回の上昇→暴落局面で、多くの読者の方々から、

「堅実に儲けました!」との報告をいただいています。

私自身も、「時鳥トレード」で、今年の目標を大きく上回る資金30%増を達成し、

目線はもう、この下落が行き着いた先の、「次のチャンス」に向かっています。

一歩先、一歩先とみていく限り、私はもう「カモ」ではありません。

ともあれ。

こうして、9月の儚い「宴(パーティー)」は終わりました。

いつものように同じことが繰り返され、

主催者たちは大儲けし、一般参加者は大損をして家路につきつつありますが、

大切なのはこれからです。

特に、今夜の米国雇用統計から、来週のオプションSQ週という、

「大変動要因」をどう乗り切るかで、次の「チャンス」が見えてきます。

お皿の上には、おいしい料理がまだ残っています。

それは「カモのスープ」か「カモのソテー」か知りませんが、

「安心、安全、堅実」に稼ぐチャンスが残っていれば果敢に取りたいところです。

そんなこともふまえて、次号メルマガ(第24号:10月5日発行)では、

大暴落の行方と、その後の見通しを、じっくり分析してみたいと思います。

順張りの方も、逆張りの方も、ここからの「下値のメド」が焦点ですね。

また、不動産投資をメインに、「4年間の黄金期」に何をすべきか、

一番大事なポイントを述べたいと思います。

そう。お気づきのとおり、これだけ不動産価格が上がった今は、

融資を起こしてまで買うべきではなく、別の仕込みをすべきです。

それは何か?

詳しくは、メルマガにて。乞う、ご期待!

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※本ブログは国際情勢、政治、経済に関する情報分析と、私自身の相場分析、トレード戦略をお伝えすることが目的であり、読者の皆様への投資助言、推奨のようなことは一切行っておりません。また、記事の内容には万全を期していますが、市場では常に「想定外」の事柄が発生する以上、その正確性を保証するものではありません。さらにいえば、相場予測が正しくても、それで勝てるとは限りません。読者の皆様が、本ブログの記事を参考にトレードなさり、損失を出されることがあっても、筆者はいかなる意味でも責任を負いかねますことをご承知おきください。いずれにせよ、投資においては自己責任が絶対の原則ですから、情報武装、知識武装、リスクヘッジに万全を期されることをお勧めします。皆様が大きな富をつかまれることを、心よりお祈り申し上げます。

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