「下げ止まり」の時期と「バブル」の未来。
昨日の日経平均は反落。
米国市場の落ち着きを受け、
日経平均も反発しかけましたが、
根強い「インフレ」懸念をはじめ、
幾多の不安要素が重石となって、
上値が重い展開となったとみるや、
再び売りの勢いが増してしまい、
一時は451円安まで売り込まれました。
一応、米国の金融当局の関係者らが、
緩和継続を明言し続けているため、
米国株は落ち着いてきていますが、
「インフレ」への懸念は根強く、
市場心理を不安定にしています。
その他にも不安の火種は多く、
積極的に買う空気でもないため、
反発後に上値が重くなったら、
すかさず売られる傾向にあるのは、
前号メルマガ（第369号：5月16日）で、
あらかじめ指摘しておいたところです。
一応、総悲観というわけではなく、
希望を持たせる話もあるにはあります。
中東情勢には仲介の動きも出てきて、
鎮静化することも期待されますし、
菅政権は国会会期末の攻防で、
野党に助け船を求めています。
これらが材料視されてくるなら、
いったん下げ止まりとなることも、
考えられるところではありますが、
基本的には昨年からの「バブル」が、
どこまで維持されるかの話であり、
そのための政策的な手段には、
いずれ限りがあるということも、
考えておきたいところであります。
時々刻々に状況は動きますので、
引き続き要注意、要注目です。
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