「高値波乱」への警戒と「外交戦」の大勝負。
昨日の日経平均は続落し、24000円割れ。
やはり「例の水準」を大きく超えずに、
そのまま調整モードに入っていますが、
やや気になる点がいくつかあります。
ひとつは米国の長期金利上昇が、
また米国株を下げ始めていることです。
米国市場は高値波乱を警戒していますが、
米国の金利上昇がもたらす円安効果と、
米国株下落の効果の綱引きとなる場合、
どちらが大きく出るかは要注意ですので、
米国の雇用統計の影響を見極めつつ、
次号メルマガ(第233号:10月7日)で分析します。
また、内閣改造を終えた安倍政権が、
国内で求心力を弱めるだけでなく、
得意の「外交戦」においても、
手こずりつつあるという情報が、
静かに伝わってきています。
秋の「外交戦」は政権の大勝負であり、
うまくいくならいくつかの「神風」を、
吹かせるだけのインパクトがあるため、
先月から「期待」が高まってきましたが、
これが「失望」に変わる瞬間から、
「大逆風」になりかねないだけに、
今後の推移には要注意といえます。
日経平均が再び「例の水準」まで戻し、
「例の水準」を大きく超えていくかどうかは、
安倍政権の政治基盤がしっかりして、
「期待」通りの「玉」を出すということが、
不可欠の条件であるのは間違いないため、
これも次号メルマガでご紹介し、分析します。
内外とも波風がやや高くなっていますが、
「10月相場」もやはり、
刻一刻と激しく動く内外の情勢に、
激しく翻弄される展開は変わりありません。
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