「不謹慎な悪事」を働く連中がいないかどうか。
(午前0時半の更新です)
九州の地震被害の大きさに言葉を失っています。
お亡くなりになった方々のご冥福を心からお祈り申し上げ、
被災された方々の生活が一日も早く旧に復するようお祈り致します。
私自身は、友人・知人、また、友人の家族の無事を確認しましたが、
ニュースで伝えられる被災地の様子をみて、
ただただ衝撃を受けております。
そんななかでも、週末のメルマガをなんとか書き上げ、
そこに今後の見立てをたっぷり書きましたので、
この時間はもう、あまり相場のことは考えたくありません。
(おそらく多くの皆様もそうなのではないでしょうか)
前号メルマガ(第104号:4月17日発行)の内容は、
大筋のところ、現時点で、変更の必要はないと考えていますが、
ただ、この土日の間にも、いろいろなことが進行しており、
若干、強めに注意をしておくべき要素が加わっています。
特に、九州の広範囲に広がった地震被害そのものが、
相場に与える影響は、やや警戒が必要かもしれません。
最初の「前震」がピンポイントで益城町を襲っただけでは、
地域経済や国家経済への影響は軽微かと思われましたが、
その後、あまりにも多くの地震が発生し、
九州の広い範囲を傷つけています。
「シリコンアイランド」と称された九州は、
当然ながら日本経済の重要な生産拠点です。
九州全体が機能停止するような状況では、
日本経済も無傷では済まないはずです。
また、広範囲に震源が広がりつつあることで、
「次の巨大地震」への不安もかきたてています。
「阿蘇が破局噴火する」とか「次は南海トラフ」とか、
どういう科学的根拠があるのか詳しい検証もないまま、
「噂」が「噂」を呼んで、多くの人に不安が広がっています。
被災地やその周辺におられる方々の心中いかばかりかと、
胸がつまるような思いで報道を見ていますが、
こうして不安が広がっていく状況というのは、
相場にとっても、よいことではありません。
まさか、同じ日本人が同胞の不幸に乗じることなど、
まず、ないであろうとは承知していますが、
世界には、他人の不幸に舌なめずりして儲けようと企む、
ちょっと理解できない種類の投資家がいます。
私達日本人は、阪神大震災の際も東日本大震災の時も、
徹底した「円買い、日本株売り」に苦しめられ、
各国の協調介入でやっと一息ついた苦い記憶もあります。
今回の九州の地震災害に乗じて、
そういう不謹慎な悪事を働く連中がいないかどうか、
地震の拡大が収まるまでは監視が必要かと思います。
政府もマーケット防衛には神経を使っているでしょうから、
今朝、寄り付きからどう入っていくかを、
細心の注意をもってみていきたいと思います。
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