「トランプ2.0」の期待とリスク。
昨日の日経平均は反落。
さすがに大きな上昇の後だけに、
利益確定の売りに押されましたが、
下落幅はそれほど大きくはなく、
4万円ラインは下回ったものの、
株価位置はキープされています。
日米の新政権の政策への期待で、
「株高」の圧力がかかっているのは、
前号メルマガ（第559号：1月5日）で、
詳しく点検しているところですが、
しかしここからの上昇については、
リスクを伴ってくるということも、
あわせて述べている通りです。
トランプ大統領の復権を前にして、
期待とともに不安も高まりますが、
中国などの仮想敵国だけでなく、
西側の同盟国に対する言動なども、
極めて攻撃的になってきています。
まさか米国が領土的野心のために、
同盟国に軍事行動を起こすことなど、
あり得ないと信じたいところですが、
そうしたことまであえて示唆して、
脅して揺さぶりをかけるあたりは、
第1次政権よりも過激になっています。
米国内の経済政策については、
非常に「まとも」であるとしても、
世界的な通商・貿易の秩序について、
何か打撃を与えるような打ち出しが、
就任早々にあるのかどうかなど、
懸念されることは多いわけであり、
そのようなリスクが意識されつつ、
ここからさらに上昇できるかどうか、
考慮する必要があるといえます。
日本における長期金利の上昇など、
いくつか気になるものもあります。
それら内外の新たな要素を勘案して、
次号メルマガ（第560号：1月19日）で、
トランプ第2次政権下の相場を、
分析していく予定でおります。
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