昨日の日経平均は、132.78円の大幅高。

先週末金曜日NY市場がちょっと上げただけで、日本市場は大きく反発しました。

昨夜のNY市場は大幅高ですし、今日は日銀決定会合があります。

ここしばらく、追加緩和「期待」ではなく、黒田総裁の強気発言で上げる展開が続いてますので、

おそらく日経平均は15500円トライとなり、上値を試しそうです。

当面の間、日本市場が大きく崩れる材料は見当たりません。

もちろん、世界情勢が落ち着いたわけではありません。

むしろ、中東で、ロシアで、東アジアで、火の手はますます大きくなっていますが、

ここしばらくは、いずれも、相場を荒らさないタイプの混乱に移行しています。

あたかも不思議なエア・ポケットにはまり込んだように、

非常に「奇妙な形でグローバル・リスクが落ち着いている」のです。

このあたりの見極めは、メルマガ読者の方々は、よくおわかりのことでしょう。

イラクとシリアの情勢は依然として深刻であり、住民は地獄の苦しみを味わっていますが、

6月後半までとは違い、今は相場を荒らさないタイプの混乱になっています。

また、米国とイランがイラク情勢で協調し、そちらにかかり切りになってる間に、

「鬼の居ぬ間に洗濯」とばかりに、イスラエルがガザ地区のハマスを総攻撃してますが、

これもまた、現時点では、相場を荒らすタイプの紛争ではありません。

さらに北朝鮮は、日本海に短距離ミサイルを連射していますが、

威嚇の対象は日本ではなく韓国(とその「同盟国」)中国です。

ウクライナ新大統領は、ロシアのプーチンに対して無謀な挑発を繰り返してますが、

米欧がウクライナに武力で荷担する可能性がない以上、相場には影響しません。

このあたりの国際情勢の「読み」は、いずれもその都度、メルマガで解説してきましたが、

実際にこれだけ危機が火を噴いているにもかかわらず、相場は不思議に落ち着いています。

「日経平均は、ここから大きく上げるには玉切れ」になってしまったものの、

15000円付近では、政府PKOで非常に底堅い動きになることが意識されていますので、

あとは「NY市場さえ持ち直せば」、ふたたび15500円にトライするのは自然な流れです。

そこから先は、市場のムード次第となりますが、私はこの15500円より上のレベルに、

「安心、安全、堅実」なエントリー・チャンスがあると考えています。

(具体的なポイントと手法は、メルマガに詳しく書いたとおりです)

私としてはやはり、

「奇妙な形でグローバル・リスクが落ち着いている」

「NY市場さえ持ち直せば」

「日経平均は、ここから大きく上げるには玉切れ」

という事情を重要視しています。

日経平均の上値余地はたっぷりあり、実際に「上昇する可能性」はありますが、

しかし、その「上昇する可能性」に乗って安心できるということではありません。

それは、一時的な外部要因の安定の上にある上昇であり、しかも、他者頼み、風頼みです。

上に挙げた危機は、いつなんどき、大きな嵐に発展するかわからない「不安感」を内包しており、

実際、ひとつ歯車が狂えば、いつでもコントロール不能な状況になり得ます。

したがって、ある程度の高値圏に差し掛かれば、この「不安感」を利用する輩が出てくるでしょう。

7月、8月相場のポイントは、ここにあると考えています。

あくせくとたくさんエントリーを続けても、儲かるわけではありません。

待ってる間に「日経平均の秘密エントリー・ポイント」で着実に利益を積み重ねながら、

いつか来る「その時」に備えたいと思います。

私の投資スタイルは、やはりブレません。

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