昨日の日経平均は反落。

大きなリバウンドの後だけに、

やはり上値が重い印象が出てきて、

3日ぶりに反落しています。

売買しようにも手がかりもなく、

「様子見」気味の薄商いとなり、

「戻り局面」も一段落しました。

ただ、米国FRBのパウエル議長は、

物価が急騰しているにも関わらず、

重ねてハト派姿勢を示しており、

米国株は堅調ぶりを維持しています。

日経平均もこれに支えられる形で、

即座に崩落する危険性は薄れ、

安心材料にカウントされますが、

日本国内の状況を考えると、

力強い続伸を見込める材料は、

あまりないのは確かでもあり、

むしろ五輪「後」の情勢が、

大いに危惧されているところです。

前号メルマガ(第367号:7月11日)で、

東京都議選の衝撃とその余波について、

詳しく分析しているところですが、

その後も政権側は失策を重ねており、

次第、次第に追い込まれています。

それでも秋の衆議院選に勝ち抜き、

政治と政策の安定を図らなければ、

金融・財政政策への不安から、

日本市場は動揺しかねませんが、

そのための選択肢というのは、

やはりそう多くはないようです。

次号メルマガ(第378号:7月18日)で、

菅政権の「延命」戦略を再点検し、

浮上しつつある「プランB」等を、

再び詳しく考察してみた上で、

今後の政治・経済の動向を織り込み、

夏以降の相場シナリオを分析します。

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