米国議会の「サプライズ合意」と今後の株価展望。
昨日の日経平均も非常に小幅に反落。
パウエル議長の議会での証言等で、
大幅なリバウンドが発生した後、
手がかりもなく方向感も失われ、
高値圏で膠着している状況です。
もっとも米国の政府と議会から、
インフラ投資をめぐる財政政策で、
突如として合意が成立したことが、
サプライズ的に報じられており、
昨夜の米国株を押し上げています。
想定より極めて早い段階で、
政権と議会の側が合意したことで、
議会での「世紀の攻防」の懸念が、
大幅に後退したのは確かであり、
市場参加者がこれを好感して、
現時点で買いで応じています。
ただし、この合意のために、
バイデン政権の側も想定外に、
大きな譲歩を強いられており、
与党内で何が起きていくのか、
本当に議会を通過できるのか、
また、市場参加者がどう評価して、
先行きの見通しをどう修正するか、
よく考えておく必要もあります。
次号メルマガ（第375号：6月27日）は、
そのような観点も織り込んでおいた上で、
今後の株価シナリオを分析する予定です。
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