昨日の日経平均は小さく反発。

ただし、朝方の上昇から大きく値を消して、

後場には一時、マイナス圏に沈んだところ、

不自然な買いが入ってプラスの値を維持し、

ちょっと後味の悪い形の反発となりました。

依然として「2万2千円の攻防」が続きます。

なんとかこのラインを維持しようとする、

強い意志のようなものも感じますが、

客観情勢がそれを許すかどうかを、

よく注意してみておきたいところです。

今日以降、配当落ちをすぐ埋められなければ、

流れが変わりかねないところでもあります。

米国ではにわかに浮上した弾劾調査の件が、

政界を直撃し、市場を揺さぶり始めており、

「米中協議」の先行きにも影響を与えて、

日経平均の「重石」となり始めています。

中国は米製農産品を大量に輸入して、

歩み寄りの姿勢を示したようですが、

米国側に「譲歩」の余地があるかどうかは、

国内の政治的な要因に左右されます。

実際、ファーウェイへの制裁解除には、

否定的な観測であることなどもあり、

昨夜の米国株は下げています。

来週からは日本の国内政治も、

きな臭さが表面化しそうでもあり、

これもまた日経平均の大きな流れを、

規定していく可能性が高いですので、

次号メルマガ(第284号:9月29日)で、

日米を中心とする国内事情も織り込み、

10月相場の展望を分析する予定です。

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