昨日の日経平均は続伸。

為替は110円台に定着してしまっていますが、

企業決算のほうは悪くないです。

米国株が再び勢いを増しており、

日経平均にも「追い風」といえます。

そして。

今日の内閣改造を契機として、

安倍政権が「反転攻勢」に出ます。

持続可能かどうかはともかくとして、

ここで一発、大きな花火を上げないと、

安倍総理は「本懐」を遂げられません。

改造人事の人選については最後の最後で、

意外な人々の取り込みに成功したようです。

内閣の骨格を変えないということで、

インパクトは限定的なのは仕方ありませんが、

事前に「入閣しない」と聞いていた人々が、

土壇場で総理を支える立場に転じたあたりは、

政権にまた希望が灯ったといえるでしょう。

「お友達」を極力、遠ざけた上での、

地味ながら手堅い布陣といえるでしょうし、

今回の改造はスキャンダルの再発防止と、

「安倍降ろし」の鎮静化が最大の主眼ともいえます。

市場と世論がこの人事を好感すれば、

「内閣改造、即・失望売り」という展開は、

なんとか回避されるかもしれません。

いずれにせよ、こういう人事というのは、

最後の最後まで何があるかわからず、

またそれに対する世論と市場の反応も、

どうなるかは事前予測が困難ですから、

しっかりと結果を見守りたいと思います。

いずれにせよ今日が、

「夏の政局」のひとつのクライマックスであり、

膠着相場に変化があらわれるかもしれません。

無論、安倍政権が失った政治的アセットは、

かなり大きく完全回復はやはり困難です。

官邸はガタガタ、党はギクシャクしており、

率直に言って政権は存亡の危機です。

「お友達」を遠ざけることは、

それはそれで閣内、党内の円滑さを欠き、

ガタガタとギクシャクを加速するリスクもあります。

しかし、大切なことは安倍総理自身が、

まだ「本懐」を遂げることを諦めておらず、

乏しくなった選択肢の中から、

可能な限り最善と思われるものを選び、

政権存続ための努力をしていることです。

「危険水域」に入ったとはいえ、

「突然死」をなんとか免れたことで、

政権なりの「勝利のシナリオ」を成就すべく、

今日から「反転攻勢」に移ります。

日経平均はこうした政権側の努力と、

決して無関係ではありませんので、

内閣改造とそれに伴う「玉」を見極め、

次号メルマガ(第172号:8月6日)のなかで、

秋にかけての展望を分析したいと思います。

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