株式投資をやる人が、ついつい財産を失うのは、

「これで大儲けできる」という「欲」にかられるからです。

根本的な間違いがあります。

「大儲けする」=「金持ちになる」ではないのです。

金持ちになるには、ただひとつの条件があります。

「収入が支出より多い」。

ただ、それだけです。

「高収入」=「金持ち」ではありません。

実際、年収1000万円くらいの人が一番苦しいといいます。

だいたい、そのあたりの世代は、

住宅ローンや教育費でアップアップの場合が多いですが、

リストラ対象になりやすいのもこのクラス。

普通にいっても「収支ギリギリ」か「ちょっと赤字」で苦しいのに、

ひとたび失職したり、病気になれば、あっというまに破産です。

「エリート街道」から、一気に一家離散まで追い込まれる話はザラです。

逆に、親戚が農家で、庭に畑もあって、住宅ローンも終わっているような、

年金収入300万円の方はずいぶん暮らしに余裕があります。

毎年100万円や200万円は貯金ができるので、

定年後に銀行口座残高が1000万円くらい膨らんだりします。

収入の多い少ないは関係なく、

収入が支出より多いかどうかの問題なのです。

よく言われる、「国会議員は高給だ」という話がありますが、

高収入であっても、多くの政治家が貧窮しています。

本当です。

「高収入」=「金持ち」ではないのです。

政治家になると出費も多く、意外な大物議員の家計が「火の車」だったりします。

参議院議長まで務めた超大物が、奥さんの実家の離れで息を引き取った話は有名です。

実家が事業をやってるとか、十分な資産があるとかでもなければ、

構造上、破産するようにできているのが日本の政治システムです。

(だから、血筋のいい政治家は、創業者の娘を嫁にとる)

歳費2400万円、文書交通費1200万円で、

合計3600万円くらいの「給料」をもらえるといったって、

税金、社会保障、党費、県連費用などで毎月数十万円が「天引き」支給です。

手取りでは2000万円ちょっとというところ。

この時点で、「エリート」としては、わりと「平凡」な収入ですが、

ここから、国会議員は「地元事務所」と「私設秘書(5~10人)の給与」が、

「必要経費」としてかかってくるのです。

事務所一軒の経費が年間数百万円、秘書5人の人件費が年間2000万円ほど。

この時点で帳尻があってないでしょう?

この上さらに、ポスター、チラシ、接待交際費で数百万が「必要経費」なのです。

党からの援助もありますが、とても足りないので、

仕方ないから、パーティをやったり、寄付金を集めたりしてますが、

寄付金収入が1000万円もあるような「実力議員」は非常に稀です。

親しくしている若手議員たちは、

皆、公党から公認をもらえるだけあって、前職は超エリートばかりですが、

「家に入れてるお金は毎月20万円だけど、それも苦しい」とか、

「息子にクリスマスのプレゼント買ってやれなかった」とか言って、

「こんなことなら役人(会社・銀行)をやめなきゃよかった」と、いつも頭を抱えていますが、

選挙に落ちて「元議員」になったら就職先はほぼないので、

必死に歯を食いしばって、次の選挙のために朝から晩まで頭を下げて回ってます。

「高収入」=「金持ち」ではないという、典型的なパターンです。

投資も同じです。

「大儲けする」=「金持ちになる」ではないのです。

「大儲けのチャンス」を、たまたま何回かものにしても、

「大損の危険」がある限り、必ず元の木阿弥です。

「この株は10倍になるチャンス!」と煽って、

20個も30個も「有望銘柄」を推奨するのは簡単ですが、

ひとつが10倍になっても、残りが10分の1になったら、

良くて「元の木阿弥」、下手すれば破産です。

常に、先月より、昨年よりも、

残金が多いように、多いようにと、

安心、安全、堅実に投資し続ければ、

複利の力で無限大に増えていきますが、

大勝ちが2,3回続いても、

一回負けたら資産が半減するようなトレードをやってる限り、

永遠に「金持ち」になることはありません。

利益は1%でも、2%でもいいのです。

とにかく大事なのは「負けないこと」。

「常に収入が支出を上回る」状況を続ければ、

遠からず、誰でも大金持ちになるのです。

人種、性別、職歴、学歴、一切関係なく、

古今東西変わらない、絶対の法則がこれです。

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※本ブログは国際情勢、政治、経済に関する情報分析と、私自身の相場分析、トレード戦略をお伝えすることが目的であり、読者の皆様への投資助言、推奨のようなことは一切行っておりません。また、記事の内容には万全を期していますが、市場では常に「想定外」の事柄が発生する以上、その正確性を保証するものではありません。さらにいえば、相場予測が正しくても、それで勝てるとは限りません。読者の皆様が、本ブログの記事を参考にトレードなさり、損失を出されることがあっても、筆者はいかなる意味でも責任を負いかねますことをご承知おきください。いずれにせよ、投資においては自己責任が絶対の原則ですから、情報武装、知識武装、リスクヘッジに万全を期されることをお勧めします。皆様が大きな富をつかまれることを、心よりお祈り申し上げます。

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