(午前0時の更新です)

やや上昇速度が鈍りつつあるとはいえ、

日米とも「期待」の風に煽られており、

それぞれの株式市場とも、まだ下げる気配が見えません。

前号メルマガ(第140号:12月25日)では、

「掉尾の一振」の条件を考察してみましたが、

この後、年末にかけて一段高になる展開は、

十分にあり得るとみています。

もっとも、上がる可能性があるからといって、

買うばかりが能ではなく、

より慎重なエントリー戦略があり得るということは、

前号メルマガにも私なりのシナリオを書きましたし、

このブログを読み続けてこられた方なら、

おそらくはご納得いただけていることと思います。

さて。

年末にかけて跳ねるにせよ跳ねないにせよ、

どうも来年が大変な年になりそうなことは、

先週、発表された一連の人事を見れば、

なんとなく予測がつくように思われます。

何が起きたかは前号メルマガに詳しく書きました。

トランプ氏は決して「賢人」や「慈父」の類の人ではなく、

また、「コメディアン」は多くある仮面のひとつです。

トランプ氏が過去、命を削るような勝負を積み重ね、

ビジネスで大をなしたその足跡をみる限り、

やるときには躊躇せずに果敢にやるとみるのが、

最も自然な予測ではないかと思います。

彼は「世界みんなが豊かになりましょう」といった、

「賢人」オバマのようなことは言っていません。

トランプ氏が言い続けてきたことの中身はただひとつ。

「米国だけが豊かになる」。これだけです。

トランプ氏が米国にもたらすかもしれない、

「金ぴか時代」のきらびやかさには目が眩みますが、

しかし、それは他国と共存共栄しての繁栄ではなく、

必要あれば他国の富を強引に奪い取ってまで、

米国を豊かにしようとした結果になるかもしれません。

トランプ率いる米国が本当にそのような、

「自己の利益」を追及し始めた時に世界に何が起きるか。

「トランプ・ラリー」に浮かれるのは結構ですが、

そろそろ、そうしたことを考え始めるべきかと思います。

前号メルマガに書いた話ですが、

「申酉騒ぐ」という相場格言があります。

実際、申年だった今年の株式市場は、

年初からの大暴落や幾多のショック安、

そして、最後は年末の想定外の爆騰劇によって、

本当に「大騒ぎ」となって投資家を翻弄しました。

しかし、酉年である来年2017年の株式市場は、

今年以上に「大騒ぎ」となる材料が揃っています。

上昇圧力も、大暴落の要因も、

申年だった今年をはるかに超えるような、

相当のエネルギーを秘めて材料ばかりです。

お正月のその日に発行する予定の、

次号メルマガ(第141号:2017年1月1日)では、

「大騒ぎ」となりそうな酉年相場における、

上昇及び下落双方の要因を分析した上で、

2017年の上値余地と下値余地について、

その前提や条件などとともに考察するつもりです。

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