(午前0時の更新です)

月曜日の日経平均は反落。

先週末の米国雇用統計で発生した円高再加速の流れを考えれば、

非常に安く始まったのはある意味、仕方のないことです。

ただ、売買代金も膨らまない閑散相場となった昨日、

意外に市場は冷静に対処したと思います。

パニック的に売りが売りを呼ぶような展開にはならず、

むしろ、終日にわたって、じわりじわりと上昇しました。

問題は今日以降です。

SQ週に「一定のパターン」があるということは、

前号メルマガ(第111号:6月5日発行)でも触れましたし、

毎月毎月くどいくらい言っていることですが、

今日、上に行くか下に行くかはかなり重要になります。

日経平均はすでに「底」が抜けたといっていい位置におり、

今後、上に行って「底」より高い位置に戻っていくか、

さらなる「底」を目指してコンセンサス全体を壊すかで、

6月中盤から参院選までの株価シナリオが大きく異なります。

海外要因での「6月の暗雲」はまだ安心させる材料が聞こえず、

何があってもおかしくない相場環境のそのままに、

安倍政権は「運命の参院選」に突入しつつあります。

「政策(国策)に売りなし」といいますが、

政策的な「玉」で海外要因に対抗するのは限界があり、

さりとて、政策的な「玉」に無警戒で売ってくる筋を、

安倍政権は何度も強烈な反撃で(文字通り)葬り去っています。

いずれにせよ、今日以降の荒れ具合をみて、

次号メルマガ(第112号:6月12日発行)などで、

今月中旬以降の相場シナリオを考えるほかはありませんが、

今週に限っていうならば、株価形成に合理性はありません。

まず、生き残ることを最優先に、

どっちに行くかしっかりと見極めるべき時かと思われます。

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