(本日も午前0時の更新です)

「不謹慎な悪事」とまで言えたかどうかはともかく、

月曜日は寄り付きから売りが広がりました。

九州で続く地震で市場が弱気になったことに加え、

産油国会議が不調でやや原油安に触れたことも、

昨日の「円高、日本株安」の背景にはあります。

ただ、阪神大震災や東日本大震災の時のように、

人の弱みに付け込むような売りではありませんでした。

むしろ、ナイトセッションでは値を戻しており、

やはり、海外からの不安要因が一段落していることと、

国内の政策要因(玉)に「期待」が強いことを示します。

「2月相場のやりなおし」という記事も見ましたが、

2月とは外的環境も国内の状況違います。

私は、前号メルマガ(第104号:4月17日発行)の見立てを、

おおむねのところ、まだ変更する必要はないと考えます。

もちろん、これ以上、状況が悪化しないことが条件です。

被災地のことを考えれば相場なんかどうでもいいのですが、

九州という大生産基地の機能停止は日本経済を弱め、

被災地の復興に支障をきたすことになりかねません。

とにもかくにも、一刻も早く揺れが収まること。

そして、一日も早く、被災地が元通りになることを、

心の底から願わずにはいられません。

ところで、野党が川内原発の停止を申し入れるそうです。

原発についての私の考え方は、

またいつか、メルマガで詳しく書くつもりではありますが、

今、川内原発を停止するかどうかについては、

原発推進派の方も、原発廃止派の方も、

冷静になって頭に入れておくべき事情がひとつあります。

それは、日本経済や株式市場にも大いに関係がありますので、

次号メルマガ(第105号:4月24日発行)で書くつもりです。

(ブログには文字数にどうしても限りがありますが、

不特定多数の多くの方がご覧になるこのブログで、

詳しい解説もなくこういう議論をすることは、

いたずらに不安ばかりを煽ることになりかねず、

やはり不謹慎なことであると考えております。

無論、国家的な緊急事態の経験というのは、

冷静、公平、かつ専門的な知見のもとに、

必ず後世に残すべき国民の財産ですので、

しっかりとした論証をもとに、書いておくつもりです)

東日本大震災の際は「想定外」という言葉で埋め尽くされましたが、

今回もまた、なんびとも想像していなかったような危機が連鎖し、

政府にも自治体にも、そろそろ疲労の色が見えています。

原発問題で政争をやっていい時期ではまだありませんので、

救援にあたられる皆々様には最大限の感謝と敬意を払いつつ、

とにもかくにも人命第一でお役目を果たされますようにと、

永田町の空の下からお祈りを申し上げております。

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