(現在午前1時。所用のため、この時間に更新します)

世界同時株安もようやくひと息。

「中国株はまだ高い」、「ハードランディングはあり得る」と、

まだまだ中国に対する警戒を緩めない人は(私も含めて)多いのですが、

昨日のように、当局のコントロールによるものではなく、

自律調整的な意味合いで買いが入ったのは、初めての明るい兆候です。

おかげで米国市場も日本市場もほっと一息ついています。

中国の場合、怖いのは「景気減速」よりも「政変」ですが、

例の「重大情報」の真偽は不明なまま、一応、政治日程は進んでいます。

ただし、私はある理由で来週の半ばまでは何があるかわからないとみており、

たとえ「杞憂」であっても、そういう時は石橋を叩くのが私の流儀です。

確かに「攻め時」ならば積極的にリスクをとりたいという方のために、

一応の目安としてお示しした反転位置がほぼ的中はしましたが、

私自身は今回、買い参戦していません。

むしろ、こういう状況で、「悲観論者」の私が積極的に買い出動をしたら、

古くからの読者の皆様に「時鳥は節を曲げた」とご批判を受けるでしょう。

もちろん、「総悲観」のときこそ積極的に攻めて出るのが常道ですし、

通常の「時鳥トレード」ならもう買い出動してなければおかしいのですが、

今回は状況が「不透明」である以上、私自身は「儲け損ない」で構いません。

その理由は、臨時メルマガに書いたとおりですが、

それは投資家それぞれの投資観、投資スタイルの違いですので、

どちらが優れているなどというつもりはありません。

さて。

今後、来週以降の株価について言えば、

まず、今日の日経平均が18900円をキープできるかがポイントですが、

その上で、見通しがクリアになるのは来週以降だろうと思っています。

18900円を回復したということは、「異常値の下のさらに異常圏」を脱し、

一応、株価形成に合理的判断が戻ってことを示します。

その上で、来週、日本、中国、米国のそれぞれに、それぞれの事情で、

集中的にやってくる重要な政治・経済の日程をこなしさえすれば、

目先の不透明感はだいぶ解消されるであろうと考えています。

その意味では、来週が鍵です。

はたしてこのまま「トンネルを抜ける」のか。

あるいは再度失速して「2番底」か、さらなる「底割れ」があるのか。

ちょっと見ぬまに、国内政局も何やらきな臭くなってきました。

世間の人々が世界同時株安に気をとられている間に、

政権にとっては短期的にプラス、与党には長期的に大マイナスの、

例の事態がひたひたと進行しつつあります。

それらは全て次号メルマガ(第71号:8月30日発行)に詳しく書きます。

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