おはようございます。

外遊先で安倍首相が、

雇用規制改革について決意を述べました。

国内の抵抗勢力がいかに強いかを強調しつつです。

消費増税しかり、TPPしかり、

外遊先で経済政策の青写真を発表するのは、

日本の首相の伝統的な手法です。

自民党内では「大きな政府」と「小さな政府」の戦いが、

まだ終わっておらず、

安倍首相はいまも「小さな政府論」の立ち位置にいることを、

世界の投資家にアピールした恰好です。

もちろん、「第3の矢」の主軸となる政策について、

これまで、ことごとく海外投資家の期待を

裏切ってきたという過去もあり、

昨年のように首相発言が、

即座に株価上昇につながるかどうかわかりませんが、

ほのかな上昇期待は継続するでしょう。

1997年の消費増税の時は、

増税してしばらくは株価は堅調で、

その後、半年くらいしてから反動減が本格化し、

それが、アジア通貨危機で壊滅的なことになりましたが、

今回もまだ「政策期待」が続く間は、

ヘッジファンドとしても、

それほど本格的に売り込みづらいでしょう。

そんなわけで、GWの外遊先でに要人発言は、

6月以降に発表する政策の「予兆」ですので要チェックです。

もうひとつ、日経平均株価に直結するのが、

史上最高値水準にあるNY市場です。

ここが堅調である限り、

日本市場での異常な売り込みもありませんから、

今夜の雇用統計がどういう結果になるかは要注目。

前回(3月)は雇用統計から相場が崩れましたが、

今夜の発表内容をふまえ、

連休明けの本格的な「5月相場」のシナリオについて、

5月4日に配信するメルマガで述べさせていただきます。

⇒メルマガの募集ページはこちら)

おそらく、米国株高と政策期待が継続する限り、

5月は最初、わりと堅調に推移し、ワンテンポ置いて、

あるきっかけでドカンといくように思いますが、

現時点ではわかりません。

もっとも、「予測」は「予測」であり、

私は、「この先どうなる」といった

「予測」に基づいてポジションをとることはないことは、

かねがねこのブログで申し上げてきているとおり。

上であれ、下であれ、十分な「株価位置」までくるのを、

ひたすら待ちます。

追伸、

驚くほどたくさんの方がメルマガにご登録くださいました。

心より、御礼を申し上げます。

5月、6月にくる大荒れに備えて、次号配信(5月4日)では、

ご要望の多い「基盤的国策銘柄」(本日現在)を公開します。

産業競争力強化法による再編、淘汰や、

中間選挙をにらんだ日米小競り合いを警戒して、

意外な業界、銘柄をリストから外しております。

このあたりの解説も申し上げますので、

お楽しみに。

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※本ブログは国際情勢、政治、経済に関する情報分析と、私自身の相場分析、トレード戦略をお伝えすることが目的であり、読者の皆様への投資助言、推奨のようなことは一切行っておりません。また、記事の内容には万全を期していますが、市場では常に「想定外」の事柄が発生する以上、その正確性を保証するものではありません。さらにいえば、相場予測が正しくても、それで勝てるとは限りません。読者の皆様が、本ブログの記事を参考にトレードなさり、損失を出されることがあっても、筆者はいかなる意味でも責任を負いかねますことをご承知おきください。いずれにせよ、投資においては自己責任が絶対の原則ですから、情報武装、知識武装、リスクヘッジに万全を期されることをお勧めします。皆様が大きな富をつかまれることを、心よりお祈り申し上げます。

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