日経平均は順調に上昇中。

ふたたび「今世紀最高値」を更新し、高値は19845.53円まで。

チャート的に明確な上昇トレンドとなり、「日経平均2万円」は時間の問題とみられます。

ターゲット達成は、統一地方選を前にして、政治的にも大きな追い風になります。

(私はやりませんが)火曜日朝、NYの「利上げ先送り観測」を確認して、

順張りで買いを入れられた方は、ほくほく顔でおられるのではないでしょうか。

1)政府PKOが旺盛に買いを入れていること

2)NY市場が崩れそうにないこと

3)日銀決定会合の緩和姿勢が鮮明だったこと

といった好条件が重なっており、今、大きな売りを入れるのは勇気が必要です。

確かに、火曜日朝を境に潮目が変わったようです。

市場参加者はすっかり「日経平均2万円達成」を前提にしており、

もう、ターゲット達成の後にどこへ行くかに向かっています。

ちょうど、上記に挙げた「3条件」が気になるところです。

1)政府PKOはいつまでこの無茶苦茶な買いを継続できるのか

2)そうはいっても、NY市場は18000ドル近辺でアタマ打ちではないか

3)日銀の追加緩和はあるのか、「出口戦略」はどうなるのか

上がり続ける相場はなく、下がり続ける相場もありません。

上がったものは必ず下がります。

とりわけ、無理に無理を重ねて、実体経済を反映しない形で上がった相場は、

必ずキツイしっぺ返しがあります。

おそらく、「日経平均2万円」というニュースが流れると、

「バブルの再来だ!」「資産運用は株で!」と一般投資家を煽り、

これから株式投資を始める人があらわれるでしょう。

しかし、これから参入して、いったいどの程度の利幅が望めるでしょうか。

実際、昨年終盤以降の上昇相場で儲かっている人は意外に少ないといいます。

私は2012年のアベノミクス開始前、あるいは初期までであれば、

「今、買えばアホでも儲かる」と自信を持って断言できましたが、

十分な高値に達して、アベノミクスも終盤に差し掛かりつつある今、

高値から高値へと値を追っかけていくことには、やはり不安を持っています。

「理論値では2万4千円までいく」とか、「2万6千円の可能性もある」とか、

いろいろと強気の数字を出す識者もあらわれ、私も一概に否定はしませんが、

だからといって「理論値まで到達する」という保証はゼロ。皆無なのです。

「仕掛け3年、手仕舞い10年」という言葉を聞いたことがあります。

仕掛け(エントリー)のタイミングがわかるまで3年かかりますが、

手仕舞い(損切り、利確)の要諦を体得するまで10年かかるそうです。

一般投資家は常に遅れてエントリーし、手仕舞いできずに塩漬けばかり増やします。

力量のある投資家はその逆で、見切りが早く、利をのせるのもうまい。

私の「時鳥トレード」は「利をのせる」ことはばっさりと捨てているところがありますが、

長期ポートフォリオ戦略においては、どこで総手仕舞いをするかは最重要項目です。

(まだ総手仕舞いまではしていませんが、「次」への仕込みははじめています)

以前からお伝えしているように昨年秋くらいから、全資産をこっそりと売りに出し、

人知れず勝ち逃げの準備をしている大富豪がいるという話をちらほら聞いています。

アベノミクスはどこまで続くのか。

安倍政権は。その次は。

むこう10年で経済政策はどう変遷するのか。

といったことを、「先の先」を読む人々はもう、真剣に考えています。

この話はまたメルマガに詳しく書きますが、

読者の多くの方々は、とりあえずこの「2万円達成相場」の行く末が気になるでしょう。

新しい材料を加味して、週末のメルマガ(第51号:4月12日発行)で詳しく書きます。

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※本ブログは国際情勢、政治、経済に関する情報分析と、私自身の相場分析、トレード戦略をお伝えすることが目的であり、読者の皆様への投資助言、推奨のようなことは一切行っておりません。また、記事の内容には万全を期していますが、市場では常に「想定外」の事柄が発生する以上、その正確性を保証するものではありません。さらにいえば、相場予測が正しくても、それで勝てるとは限りません。読者の皆様が、本ブログの記事を参考にトレードなさり、損失を出されることがあっても、筆者はいかなる意味でも責任を負いかねますことをご承知おきください。いずれにせよ、投資においては自己責任が絶対の原則ですから、情報武装、知識武装、リスクヘッジに万全を期されることをお勧めします。皆様が大きな富をつかまれることを、心よりお祈り申し上げます。

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