昨日の日経平均は典型的な「引けピン」。

寄付こそ高く始まったものの、お昼にかけてずるずると下落。

しかし、塩崎厚労大臣のGPIF改革のニュースなどが久々に材料になって、

後場に入った買い戻しと、引けにかけての仕掛け的な先物主導で上昇し、

久々にみた「V字チャート」になりました。

昨日書いたとおり、いったんは反発した形です。

しかし、ナイトセッションで異変が発生しました。

発生源はやはりNY市場です。

10月のNY連銀製造業景況指数は、前月が27.54、市場予測20.25だったのに、

ショッキングなことに6.17に大幅低下したのです。

これを受け、NY市場も下げましたが、日経先物のナイトセッションが、

無茶苦茶な売り崩しにあい、なんと数時間で500円以上も下げ、

一時は14480円まで達してしまいました。

ここ数日、空売り比率は過去最高水準まで達していましたが、

ヘッジファンドが本気の勝負に出てきた形です。

メルマガ読者の方はご存じのとおり、前号メルマガ(25号:10月12日発行)で、

私は、ヘッジファンドの「ターゲット」である当面の「下値メド」を、

「14500円近辺」とはっきり書いていますが、

あっさりとその水準まで達してしまいました。

まあ、この水準での買いならば、まず、負ける投資にはならないでしょう。

待ちきれない方は、今朝の寄り付きで「基盤的国策銘柄」のうち、

上から7つくらいを買い、半年~1年ほど保持するつもりで、

しばらく忘れておくという投資法もあります。

アベノミクスは徹頭徹尾「政策相場」ですので、

政策的な「玉」さえ出てくれば上昇します。

前号メルマガで詳しくご説明したとおり、

長期的には、まだまだ安倍政権は超ド級の玉をいっぱい持ってますから、

いずれどこかの時点で救済される可能性が高いとは思っております。

ただし、やるにしても、いったん反発して少し戻ったら、

あまり欲をかかずに決済して逃げたほうが賢明です。

この、NYの下げが「終わりの始まり」の可能性もあるからです。

(古くからのメルマガ読者の方は、ここ最近の値動きをみてご納得でしょう)

私は、前号メルマガに書いたような事情で、

10月後半までは「株価位置」の見極め根拠があやふやだと思っていますので、

「時鳥トレード」でいう「安心、安全、堅実」なトレード条件に、

今(10月16日朝)の時点では、まだ、当てはまるかどうか微妙だと考えています。

5年にわたる歴史的な金融実験であるQEが終了すればどうなるか不明な点、

1ドル115円を見据えた日経平均のEPSがどうなるか不明な点など、

状況としてまだ、多くの要素が「霧の中」にありますので、

「ここが底」と思って入っても、そこからさらなる底割れがあり得るからです。

実際、今日の時点ではまだ「底に入った」というサインは一切出ていませんし、

相場格言のひとつに、「落ちるナイフはつかむな」という言葉もありますから、

せめて「一番底」を確認するまでは、様子を見ようと思います。

(それに、私が何か月も塩漬けをくらったら、ブログが面白くなくなります・笑)

もちろん、私は慎重すぎるのかもしれません。

もし、今日以降、相場が急激に反転すれば「儲け損ない」になりますが、

私はそれでいいと思っています。

今年はもうさんざん勝っていますから、別に儲けを急ぐ理由もなく、

「ここは間違いない」という確信がないトレードは、

絶対にやらないというルールを自分自身に課しているからです。

ただし、「確信がない」というのは現時点(10月16日朝)の話。

「相場は生き物」ですから、

午後の相場展開、明日の相場展開、来週の相場展開をみて、

突如、「安心、安全、堅実なゾーンに入った」と考えて、

買いで出動する可能性はあります。

(無論、その時には読者の皆様にわかるようにお知らせします)

ひとつ言えるのは、

上がり続ける相場はないように、下がり続ける相場もないということ。

最高値(16380円)からの下げも、そろそろ2000円近くに達しつつあります。

遅い、早いはあるでしょうが、いずれ必ず反発しますので、

塩漬けの買い玉を持っておられる方も、そんなに心配なさらないで結構です。

安倍政権が盤石な形で続く限り、通貨価値は政策的に低下させられ、

資産インフレは必ず進行しますから、何をどうやっても株や土地は上がります。

長期的にみればまだアベノミクスの上昇局面は継続中ですから、

安倍総理とアベノミクスを信じて買いを入れたのであれば、

たかが、1000円や2000円くらいの下げで動揺しないことです。

もっとも、その安倍政権の足元に小さな綻びが目立つことが、

私には少し気がかりではありますが。。。

そのことについては、次号メルマガ(26号:10月19日発行)で詳しく書きます。

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